私が、たびたび出す話題「金田一少年の事件簿」。
以前、書いた話題は金田一少年の事件簿に出てくる被害者はクズ野郎が多すぎるって話なんですけど
今回は、犯人が自分勝手なクズパターンを話していこうかなと思います。
金田一少年の事件簿に多いパターンとしては、
信頼、愛していた人が他者のせいで死んだ→復讐
普通の人が、どうしようもなく許せない事がおきて、殺人を計画して実行する。
このパターンが多いので、犯人に同情できる部分が多く、また被害者のクズさ加減も大きく見えます。
犯人がクズのパターンも少なからずあります。
自分勝手な殺人を繰り広げてしまった、事件を紹介していきます。
3位
学園七不思議殺人事件
(出典:原作天樹征丸・金成陽三郎、漫画さとうふみや)
この犯人は過去の犯罪がバレないよう、秘密を隠すために手を血に染めてしまいました。
この事件のパターンは、復讐ではなく隠蔽、計画的にではなく突発的といった
いつものシリーズのパターンとは少し違います。
学園というだけあって、金田一少年の学校で起こる殺人事件です。
犯人は昔勤めていた治験会社で複数の死者が出てしまい、死体を高校に隠したため
教師として勤め、ひっそり監視するのが目的でした。
秘密に近づく、生徒たちを何人も始末した完全保身の自分勝手な犯行。
組織の犯罪を押し付けられた、この犯人に事情があれどやはり自分勝手な理由で無関係の人たちを
殺したこいつはクズ中のクズ。
美雪ちゃんも頭を殴られ殺されかけました←許さん!
2位
飛騨からくり殺人事件
(出典:原作天樹征丸・金成陽三郎、漫画さとうふみや)
簡潔に言うと自分の息子に家督を継がせたいがための殺人。
ややこしいのが、この犯人が殺したのは自分が育てた子供。
ん?ってなるので説明すると、犯人の息子は実の子ではなく、本当は自分を昔いじめていた女の息子。
犯人といじめ女は同じ時期に子供を産み、その時犯人自身がその子供を取り換えたのです。
いじめてきた憎い女に息子を育てさせ、こちらは憎い女の息子を育ててきたという事です。
なぜ、取り換えたかというとその女は地元の名家の本妻でその息子だと家督を継げるだろうという魂胆ですね。
犯人は妾の女という事で、その家でも立場はありませんでした。
でも、その実の息子の性格がクソ悪いんですよね。
自分の手で育てた息子はめちゃ性格が良い。
ついに家督が誰に継がれるか、の発表の時まさかの結果が出てしまいました。
何と、本妻の方の自分の息子ではなく、自分が育てた憎い女の息子が次の主になると発表され、絶望の犯人。
そう、自分で育てた子を殺っちゃいます。
確かに、憎い相手の子供。だとしても自分で育てた子供をめちゃくちゃ性格悪く育った実の息子のために
殺しますか?
自分が家督を継ぐために、弟に毒を盛るような息子ですよ。
そんな奴に最後「立派にそだってね」とか言ってしまう犯人は、頭お花畑で開いた口が塞がらない。
なかなかヘビーなストーリー内容で、更に犯人はクズ中のクズでした!
1位
悲恋湖伝説殺人事件
(出典:原作天樹征丸・金成陽三郎、漫画さとうふみや)
この事件の犯人は昔船の海難事故で妹を亡くしています。
実はなぜこの妹が死んだのかと言うと、皆さん緊急避難って法律知ってますか?
正当防衛と少し似ています。
六法ではこう書かれています。
「緊急避難(きんきゅうひなん)とは、急迫な危険・危難を避けるためにやむを得ず他者の権利を侵害したり危難を生じさせている物を破壊したりする行為であり、本来ならば法的責任を問われるところ、一定の条件の下にそれを免除されるものをいう。」
妹はこの緊急避難のため、他者の権利を侵害された方になってしまったんですね。
沈没しそうな船から脱出する時の小型ボート。
その船が満員の時、犯人の妹は助かろうとボートに手を掛けました。
しかし、これ以上乗ってしまうとボートも沈んでしまうというときに、ボートの誰かがこの妹の手を払いました。
その時、妹の手に握られたイニシャルネームのキーホルダー「S.K」。ここから事件が始まります。
犯人はその海難事故で妹を失い、さらにはこの「S.K」に殺されたんだと、復讐に走ります。
さぁ、このSKを調べ上げ、殺すんだと思うでしょう?
違います。
犯人は、この海難事故で生き延びたSKを全員をイベントを装い集め殺害しようとします・・・
流れ的には、
「このS.K誰や?」→「分からん。」→「せや、分からんかったら全員殺したらええねん」です。
ここからは殺戮パーティーです。
美雪ちゃんの親戚でも、現場に来てなくても、犯人の都合の悪い物を見ていなくても
死んじゃいます。
確かに、妹を突き放され、死んでしまった悲しみは分かりますが、
実際、突き放した本人は、皆の命を守るためとはいってもこの手で一つ命を殺めてしまったと、とても自責の念を感じ、医者
としてたくさんの命を救おうと頑張っていました。
自分勝手で本当に関係のない人たちを殺しまくったこの犯人はクズ中のクズでした。
こんな感じで犯人にもあまり同情の出来ないパターンがあります。
ですが、金田一少年の事件簿では、快楽殺人や猟奇殺人がむやみやたらに
行われているのではないのです。
はじめちゃんは作中こういった事を言っています。
「「人殺し」なんて本当は誰だってしたくないんだ
だけど時として人は逃げ場のない苦悩にとらわれ悩み苦しんだあげく
最後の選択として 悪魔のささやきに耳を傾けてしまう」
犯人たちも最初から殺人者ではなく、心に闇を抱えてしまい
踏みとどまれずに、手を血に染めてしまうのです。
今回は私が思う、その例外的なクズな犯人たちを紹介しました!
次、また金田一少年の話題の時はどういったテーマにしようかな?と考えていますが
1つ話してみたい話題が出てきました。
「金田一少年の身内、犯人、被害者多すぎ(笑)」こんな感じでいこうかなと思います!
長くなりましたが、今日はこれくらいで
またねー。