最近、本棚の整理をしていて久々に見つけた漫画を話していこうかと思います。
「金田一少年の事件簿」という漫画。
金田一耕助の孫という設定で、普段は勉強できない主人公の金田一一(はじめ)が
色んな殺人事件を解決していくという本格ミステリ漫画。
私が推理小説などを好きなったきっかけはこの漫画のおかげです!
はじめちゃんは本当はIQ180もあり、お爺ちゃんの名探偵ぷりをとてつもなく引き継いでいるのです。
そう今回はそんな金田一少年の事件簿を話していこうかと思ったのですが、
金田一ファンはほとんど知っているであろう金田一のコメディ漫画を今回は話していこうかと思います!
「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」
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これはまぁ名前の通り金田一少年の事件簿で出てきた犯人たち目線で描かれた漫画です。
いろんな事件が起こった中で犯人たちは、どういう心境で、どんな事を考えながら
凶行に至ったのかが面白おかしく描かれています。
例えば私が面白かったシーンは
(出典:雪夜叉伝説殺人事件③/原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画:船津紳平)
このシーンの手のひらでクルクルしているのは警視庁捜査一課の明智警視
原作ではこの事件で初登場ながら犯人の手のひらで踊らされ的外れな推理をしてしまう。
これはそれを表しているシーンで、この事件の犯人が仕掛けたトリックでミスリードされ
犯人の思惑通りの推理をしてしまいこのように「踊った・・・!!」と犯人は歓喜と安堵を得ています(笑)
その後が、これ
(出典:雪夜叉伝説殺人事件③/原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画:船津紳平)
そう、思惑以上に素晴らしいミスリード推理を披露したことにより
犯人は満面の笑み(笑)
手のひらで踊らされている明智警視は物凄くダンサブルになりました!
違う事件では犯人が犯行前の下準備の段階が描かれています。
これも心情が現れていて面白おかしいです。
それが、これ
(出典:オペラ座館殺人事件①/原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画:船津紳平)
犯行を行う予定のホテルに前乗りで、まず自分が怪人とし先にチェックインするシーンです。
ホテルのオーナーもすごく訝しげに見ています(笑)
こんなやつが来たら誰でもこの顔になりますよね(笑)
で、その後が
(出典:オペラ座館殺人事件①/原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画:船津紳平)
犯人の心情「成るか?チェックイン」
この包帯を顔に巻くというデリケートな部分を利用した、チェックイン作戦!
思わずオーナーも取ってくれと言ってもいいものなのかと迷う、人の良心を利用した卑劣な手口(笑)
そんな犯人も安堵となぜかドヤァ感の出る顔で「イン・・・!」(笑)
こんなコミカルな感じで描かれている犯人たちの事件簿
原作とは違って雰囲気がガラッと違います。
原作ではどちらかというと恐怖感が漂うシーンが多いですが、
それをまた違った目線で描き、面白おかしく描かれているこの外伝は
原作ファンの私でも楽しむことが出来ました!
犯人たちの事件簿、これだけ読んでも面白みはあまりないですが、
ぜひ、金田一少年の事件簿を先に読んだうえで読んでみて下さい!
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