今日も違う話をします。
最近は、お昼のまかない系の話が連続していたので、
たまには、違う好きな事の話も連続でしていきたい!
まぁ、簡単に言うと同じ系統の話ばっかりじゃマンネリ化してきて
面白くなくなってくる!
今日は、私の好きな、ミステリー漫画「金田一少年の事件簿」の話
ミステリーには「who」「why」「how」とあり、これらを推理し探求するのが面白い所。
それぞれ「フーダニット」「ホワイダニット」「ハウダニット」。
誰がやったのか、なぜやったのか、どのようにやったのか、
ミステリーの単語になっています。
今回は、その中の「how」に注目して、話していこうかと思います!
この「how」は「どのように」、すなわち犯人はどうやって被害者を殺害したのか・・・
金田一少年の事件簿では今まで数多くの、トリックで殺人事件やその他事件が行われてきました。
今日は、その中で、「それ絶対無理やん!(笑)」「実行するにしても、間に合わないでしょ!」っていうトリックを
何日かに分けて、紹介していこうかと思います!
錬金術殺人事件
(原作:天樹征丸・ 原作さとうふみや)
この作品の中で使われたトリックが、そこらの素人じゃ出来ない、
まさに職人技と言ったトリックが使われています。
この作品では、
「密室殺人」が行われます。
ある島の建物に使われている、各個室のドアがそれぞれ異なるインゴット型の金属で出来ており、
金や鉄、錫(すず)など、部屋番号がその金属の元素番号になっています。
密室殺人が行われた部屋に使われていたのは、錫。
察しの良い人ならもう分かるかもしれません、そう溶接の要領でバーナーであぶり
鍵の部分のインゴットの縁だけあぶり、一部をくりぬいて中のかんぬきを外し侵入するといった、トリック。
私が、疑問に思ったのは・・・・入るまでは別にいいんです。
その部分を溶かして、鍵を開けて入ればいいだけですから・・・。
でも実行し終わった後、帰るときですよね。
もちろん、開けたまんまで帰ってしまっては、溶かして開けた事がバレてしまうので
もちろん閉じて帰らなきゃいけない。
実行された、手段が、
・扉の周りを耐熱シートで覆い、即席バーナーで炙る。
・錫が溶けだす。完全に溶ける前に炙るのをやめ、
つなぎ目を工具で熱して溶かす。押して扉に穴を開け、鍵を開ける。
・ターゲット殺害。
・鍵を締める。予め用意していた同じ大きさの錫パネルをはめ込んで、溶かした錫で埋めていく。
・石膏の型をドアに当てて固定し、上部の隙間からドロドロの錫を入れる。肩を外し、調整して終了。
確か、こういう感じで、実行されたと思うのですが、
周りのインゴットと違和感なく、作り直す事が出来るのかな、と思いました。
ましてや犯人はこの溶接的な作業に関しては素人、もし少しでも、変形していたり
角に丸みを帯びていては、すぐ気づかれてしまう。
こんな感じで、一番の謎の密室が解かれましたが、
この作業を、殺人という犯罪に手を染めながら実行した犯人には感嘆しました。
金田一少年の犯人たちは、同情できる人間が多く、ターゲットを殺害する時に関しては
こんな素人じゃ無理ゲーだろっていうトリックもやり切ってしまいます。
まだまだ、ありますが、今回はこの辺にして、明日も一つ続きを書こうかと思います!
今日みたいに、無料ゲーだろっていうトリックがいくつかあるこの漫画ですが
ミステリーファンには魅力的な事件が豊富にあり、ワクワクします!
ぜひ、皆さんも読んでみて下さい!